PEOPLE 阿川佐和子・森永卓郎のとことんNIPPONウオッチャー 20090201

ゲスト:山田パンダ(子育て評論家/かぐや姫

音楽の仕事に疲れたときに、保育園で手伝いをしていた。46歳のころ。
保育士の免状は持ってないけども、保育補助っていうのはレントゲン検査と検便だけで受けられる。
最初の半年は誰にもバレなかった。
その体験を本にしたら、全国の保育園から来てくださいって呼ばれた。保育園流し。

(子供から見た父親の仕事)


森永 昼に寝て夜会社行って朝帰ってくる生活してたから
    近所の子供たちに「おたくのお父さんはドロボウですか?」って言われた(笑)

阿川 ある脳の先生にうかがったら、
    今の人間は知能指数っていうのを計ると、ものすごく高い子がいる。大人もね。
    高い人はいるけども、そういう人が必ずしも人間的に優れているかっていうと、
    そうじゃないってことが段々分かってきた。


    そうすると、ジェネラル知能指数っていうのが大事になってきてる。
    要するに、色んな能力を、全部自分の持っているものを集合させて、
    それをバランスをとるコントロールセンターの知能指数っていうのがすごく下がってきてる。


    で、それをどうやって鍛えればいいんですか、って聞いたら、
    野原を走り回るとか、山の中を歩くこと、それが大事なんですって。
    あらゆることに対処できる、判断できる能力を作るためには、
    キャンプする、山登りする、野原で走り回ることだって脳の先生がおっしゃってた。


山田 それを推し進めたのが、一九九〇年にね、ピーター・サロベイ博士って人がいてね、
    EQ、IQと違ってEQ。これは人間力っていうか、
    阿川さんがおっしゃったそっちの方の知能指数。EQが大事だとおっしゃった。
    で、それすごく賛成。子供と会話する、ケータイ電話なくてね、顔を見て、直に。
    それがEQだって言ってたね。


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森永 うちね、ネコが四匹いるんですけどね。
    最初の一匹は一人ぼっちで育っちゃったんで、ものすごく強く噛むんですよ。
    でも、そのあと来たのは三兄弟まとめて引き取ったので、
    その子たちはじゃれ合って噛んでるから、どれだけ噛むと痛いかっていうのが
    分かってるのでそんなに強く噛まないんですよ。人間に対しても。
    だからね、やっぱり子供たちは色んな辛い目だとか争いをしてケンカして、
    どのぐらいケガするのかって分かんないといけないんだと思います。

森永 中学のときに朝から晩までギター弾いてた。


    ギブソンのギターが欲しかったんですよ。
    慶応大学に受かった入学金でギブソンのギターを買っちゃった。
    東大に受かったからバレなかったんですけど。

森永 二月は忙しくて教授会に出られないんですよ。
    どういう処分になるのかよく分からないんですけど。
    教授会とかサボってると名誉教授になれないんですって。