TBSラジオワールド ZAZEN BOYS向井秀徳の平成音楽史 20080210

えー、みなさんこんばんは。
わたくし、ザゼンボーイズというロックバンドをやっております向井秀徳と申します。
えー、TBSレイディオをお聞きの皆さんこんばんは、
わたくし、二回言いますけども、ザゼンボーイズ向井秀徳と申します。
今年は平成20年。今夜はですね、向井秀徳平成音楽史と題しましてですね、
この20年間、世の中、音楽、と、わたくしのまあ個人的な歴史と共にですね、
振り返っていこうとおもっとる訳ですね。そういった趣旨の番組でございます。
みなさんおつきあいくださいね。

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平成元年。1989年か、わたくしはあのー、佐賀県の高校に入学しまして
わたくしは8つ上の兄がおりましてですね、その兄の影響で小学校高学年くらいから
プリンスとか洋楽とかを聞かされまた興味を持つようになった。
それでまあ音楽好きになっておったんですけども
この頃の流行、学校とかで流行ってたのは
所謂バンドブーム系のバンドとかが流行っておりました。
洋楽で言うとですね、ガンズンローゼスとかモトリークルーとか
ハードロックが人気あったように思いますね。
あの高い声で、シャラララ〜って歌ってましたね。
でも実はわたくしはそれらの、
クラスで流行ってるような音楽はあまり興味がなかったんですね。
もっとね、なんていうかね、
メインストリームで流行ってるもの以外のものを好む傾向があったんですね。
だから音楽の話とか合わなかったですねクラスメイトと。
で、わたくしがそのときにはまり込んでいたもの例えば挙げるとすれば
日本の音楽、邦楽ではロックで言うとエレファントカシマシっていうのがデビューしましてですね。
なんかねその頃のエレカシはですね、バンドブーム系のバンドとはもう全く違う、
こう異物感みたいなものをかもし出してたですね。
常に怒ってるみたいな感じのそこがかっこよくてですね、エレカシが好きでしたね。
あと洋楽で言ったらレッドツェッペリンとかあとねヴェルヴェットアンダーグラウンド
スライストーン、ジミヘンとかクラシックが多かったですね、60年代70年代。
あと雑誌、そういう洋楽とかを紹介する雑誌、ロッキングオンとかね、毎月買ってました。
欧米のね新しいロックの動きみたいなものに興味持っていたわけです。


で、その佐賀、わたしの住んでいました町の隣に久留米がありまして
そこのレコード店ビッグビート」と言うのがあったんですよ。
輸入盤も扱う中古盤も扱うレコード屋さん。
学校帰りによっては色々とビッグビートの店の人にこれ聞いた方がいいよとか
こういう感じが好きならこれもどうだいって色々教えてもらいまして
で、ロックにのめりこんでいきました。
と同時にやはりその聞いてるだけじゃなくて自分でもそのプレイをしたくなるわけですね。
そこでギターをエレキギターを手に入れまして挑戦するわけです。
最初はやっぱりコピーに挑戦、で最初に何をコピーしようか考えまして
チャレンジしたのがレッドツェッペリンのアキレス最後の戦いっていう曲なんですね。
10分ある長い曲で構成も複雑な、長いし。
最初にこの複雑な難易度高い曲をコピーできれば上達するだろうと思って
無謀に挑戦したんですけども。凄く難しくて。最初に挑戦して放り出した曲、
レッドツェッペリンのアキレス最後の戦いを聞いていただきましょう。

Presence

Led Zeppelin / Presence



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